【公募】福岡アジア美術館 施設拡充「基本設計プロポーザル」について
福岡アジア美術館の新たな未来を形作る「基本設計業務委託」の公募型プロポーザルを開始しました。
世界で唯一、アジアの近現代アートを系統的に収集・展示してきた福岡アジア美術館。開館から25年以上を経て、天神の中心・警固公園の地下空間へとその活動の場を広げます。
この挑戦に共に挑む、優れた技術力と創造力を持つ設計者を、公募型プロポーザル方式により広く募集します。

なぜ今、警固公園地下への「施設拡充」なのか
福岡アジア美術館は1999(平成11)年の開館以来、アジアの近現代美術を系統的に収集する世界唯一の美術館として、市民の貴重な財産となるコレクションを築いてきました。
一方で、開館から25年以上が経過し、
- 設備の老朽化
- 展示・収蔵スペースの不足
- 「気軽に立ち寄れる場所」としての認知不足
といった課題も見えてきました。

そこで福岡市と福岡アジア美術館は2023(令和5)年度から魅力向上の検討を重ね、その方針を「福岡アジア美術館 施設拡充等基本計画」としてまとめました。

<魅力向上の基本的な方針>
アジア美術と出会い、その問いかけから、自分と世界を見つめる美術館 交流を通じて、
アジア美術の発展と福岡市の都市の魅力向上に貢献する美術館
候補地は、天神の中心に位置する警固公園の地下です。天神は九州・福岡屈指の商業・業務集積地であり、鉄道・バス網の結節点として国内外から多くの人が行き交うエリア。官民連携のまちづくり「天神ビッグバン」を推進しており、この中心に位置する緑のオープンスペースである警固公園において、今の公園が持つ機能を確保しつつ、美術館と公園との一体的な魅力向上を図ることで多様な個性や豊かさを感じられ、多くの市民や企業から選ばれるまちづくりに貢献します。
今回求められるポイント
警固公園地下への施設拡充は、単なる美術館の新築ではありません。以下のような、多様な課題への対応や十分な配慮が求められます。
- 公園との一体化
- 象徴的なエントランスをはじめとする建築の意匠性
- アートを感じられる屋外空間の創出
- 既存構造物の再利用
- 地下空間特有の浸水対策や災害対応
公募要項・概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 業務名 | 警固公園地下への福岡アジア美術館の施設拡充に係る基本設計業務委託 |
| 業務内容 | 警固公園地下の旧駐車場構造躯体を活用した増改築のための基本設計 |
| 選定方式 | 公募型プロポーザル方式(一次・二次審査) |
| 主な参加要件 | 一級建築士事務所登録に加え、2015(平成27)年4月1日から参加表明書提出日までに延床面積1,000㎡以上の新築・増築又は改築(基本設計または実施設計)を完了し、施設が完成している実績を有すること |
| 委託費見積上限価格 | 1億9,198万円(消費税及び地方消費税を含む) |
| 目安となる工事費(参考値) | 約140億円程度(消費税及び地方消費税を含む) |
| 業務履行期間(予定) | 契約締結の翌日から2028(令和10)年2月29日まで |
体制面では、意匠分野を主として構造・機械設備・電気設備・ランドスケープの各分野を含む一括提案・一括契約とし、単体企業のほか、5者以下で構成する設計共同企業体(JV)による参加も可能です。
評価テーマ
審査は建築・美術双方の専門家からなる評価委員会の意見を踏まえて実施します。
一次審査では、以下5つのテーマに基づく提案を非公開で評価し、5者程度に絞り込みます。
- 美術館の設計方針(30点)
- まちの顔となる高い意匠性(20点)
- 公園の魅力、価値の向上や美術館との一体化・相乗効果(20点)
- ユニバーサルデザイン、人と作品を守る高い防災性(10点)
- 実績・実施体制(20点)
二次審査では、より具体的な提案テーマのもと、公開プレゼンテーションを実施。参加者による説明と評価委員との質疑応答を公開の場で行い、最も適した設計者を選定します。
- アジア美術と出会い、楽しみ、学ぶ拠点づくり(30点)
- まちをつなぎ、人をつなぐ福岡の新たな顔の創出(30点)
- 提案の実現性、持続可能性(20点)
- 事業推進への意欲や地域との協働(20点)
なお、二次審査参加者には、経費の実費の一部相当として1者あたり50万円(予定)が支払われます。
応募・審査スケジュール(予定)
| 区分 | 項目 | 日程 |
|---|---|---|
| - | 公示 | 令和8年8月18日(火) |
| - | 現地見学 | 令和8年8月25日(火) |
| 一次審査 | 参加表明書等の受付 | 令和8年9月7日(月)〜9月16日(水) |
| 一次審査 | 一次審査提案書等の受付 | 令和8年10月5日(月)〜10月13日(火) |
| 一次審査 | 審査結果通知・公表 | 令和8年11月11日(水)頃 |
| 二次審査 | 二次審査提案書等の受付 | 令和8年12月21日(月)〜令和9年1月4日(月) |
| 二次審査 | 公開プレゼンテーション | 令和9年1月23日(土) |
| 二次審査 | 審査結果通知・公表 | 令和9年1月末頃 |
※日程は今後変更となる可能性があります。最新情報は福岡市ホームページでご確認ください。
参加を検討される方へ
参加には、一級建築士事務所としての登録や、2015年4月以降に延床面積1,000㎡以上の新築・増築の基本設計または実施設計を完了・実績を有することなど、一定の参加資格要件が設けられています。また、管理技術者・意匠担当技術者・構造担当技術者・機械設備担当技術者・電気設備担当技術者・ランドスケープ担当技術者の配置が必須です。詳細は「公募型プロポーザル説明書」をご確認ください。
現地見学会(令和8年8月25日予定)への参加も可能ですので、旧地下駐車場の現況を直接ご覧いただいた上でご検討ください。
お問い合わせ
福岡市 経済観光文化局 アジア美術館 魅力向上検討担当
TEL:092-263-1107 FAX:092-263-1105